2006年4月の決心 ~ 1000万円の投資戦略 ~
不動産投資を始めてから、何かと金回りが良くなってきました。それは、ほぼ全財産の1,000万円をはたいてイエローハウスを購入してからまだ半年程度しか経っていないのにも関わらず、また1,000万円以上の資金が貯まっているのに気づいたからです!
これは、姉歯物件でのラッキー体験や、会社のボーナスが3月に出るなど以外に別の力が働いているように感じます。
まるで、やっとのこと動かすことのできたドデカイ岩が、ものすごい勢いで加速しながら坂道を転がっているような感じです。
さて、この1,000万円の使い道についてですが、①繰上げ返済への道か、②次の不動産購入への道に進むべきか、自分なりにシミュレーションを行って投資戦略をねってみました。
①繰上げ返済への道へ進んだ場合
■繰上げ返済対象:イエローハウス(ローン残高約2,700万円)
■繰り上げ返済方法:毎月のローンの返済額を減らす方法。(ローンの返済期間を短縮する方法もあるが、月々のキャッシュが増えないとモチベーションが上がらないため)
■現在の毎月のローン返済額:約15万円
■1000万円を投入し、毎月のローン返済額を減らした場合の毎月のローン返済額:約9.7万円
■毎月のキャッシュフローの変化:約+5.3万円(年間+63.6万円)
②次の不動産購入への道へ進んだ場合
■不動産購入対象:3,000万円~10,000万円程度の物件
■目標:毎月のキャッシュフローが+20万円以上(年間+240万円以上)
■返済期間:基本は20年だが、キャッシュフローが+20万にならなければ返済期間を最長25年まで延ばすことも考慮する。
また、この1,000万円を使わずに手元に残した場合と、物件を増やした場合の手元に残るキャッシュのシミュレーションをしてみました。
その結果、物件を増やさなかった場合と、物件を増やした場合のある年後の手元のキャッシュの差があまりないことに気がつきました。
さらに、僕はブログでも報告しましたように、来年の2007年の3月でサラリーマン生活に終止符を打つことを決意しました。不動産投資で、毎月給料以外にキャッシュが入ってくることで気持ちが楽になり、今までバリバリ働いていた自分に疑問を持ち始めてしまったのです。そして本当に自分がやりたいことを考え始めた結果、今の自分と理想の自分がかけ離れていることに気づきました。
そうなると、もうサラリーマンとして働く気力が持たなくなってしまいました。
このまま仕事は仕事と割り切ってサラリーマン生活を続けることも検討しました。しかし、僕は性格上、あまり器用なタイプではないのでもう無理と判断しました。しかも僕は会社ではマネージャーであり、戦略等を考える立場の人間です。このまま続けていたら必ず会社に迷惑をかけてしまいます。
その後は実家のある関東へ帰り、FPとして独立しすることにしました。
もちろん上記の話は、妻と1歳の息子との3人の家族会議でも合意を得ることができました。
以上の結果、年間+240万円のキャッシュを生む②次の不動産購入への道に進むことにしました。しかも2軒です。これで何もしなくても生活は送れます。また、これは景気に左右されることのない製薬会社のサラリーマンという比較的高い与信がある2006年の3月までの間にしか達成できません。
返済はその後に、1つの物件に対して、すべての物件のキャッシュフローで全力返済していくことにします。
非常に安易な考えだと笑われるかもしれませんが、僕はまじめに考えて、実行しています。
2008年3月追記
今でも当時の判断にまったく後悔していません。
FPとして独立はしていませんし、今のところするつもりありませんけど。。
今の自分の生き方は、自分らしくて好きです。
空室になるとブルーになりますが、自分の力で空室を埋める工夫などしていると、とても充実した気持ちになります。
仕事も不動産業なので、大家さんの延長上にあるものなので、ほとんどストレスもなく、物件をグルグル見て回っているので物件を見る目に磨きをかけています。
いいぞ、じぶん!
2010年1月 追記
結局銀行から借りられるだけ借りました。。(もう借りられません)。
そして現在、不動産会社を経営していますが、毎日楽しくやっています。
2015年6月 追記
なんか読んでると恥ずかしくなりますが、当時は真面目に考えていたんでしょうね^^
今年で不動産投資を始めてから10年が経過しました。
起業後は信用もなく銀行からも融資は受けられませんでしたが、その後、法人名義で自社ビル兼シェアハウスを含め3棟48室買い足しています。
これからも同じ志のお客さんの物件も紹介しながら自分でも購入していきたいと思っています。