『なんで管理会社じゃなくて大家が払うんだ!!』

調停員によると、訴えてきた入居者はとても激昂しているとのことでした。

私も6度目の調停になるとその雰囲気にはかなり慣れていましたし、既にバカバカしくなっていたので『もうそれなら私は不調で結構です』と伝えました。

すると今度は今まで責任逃れをしていた管理会社が2万円支払います、と申し出てきました。

その申出に対してもかなり不服であったようですが、これから管理をきちんとするということで管理契約の内容に追記してサインをすることで調停は終わりました。

僕は、即管理会社を変更しようと思っていましたが、今でもまだその管理会社に任せたままです。

理由は、管理会社にとっては1物件管理の管理が無くなるのは大したことではありませんし、調停沙汰にするようなやっかいな入居者と縁が切れるのは楽なことです。

逆に責任をとってもらうという意味でその入居者が退去するまでこの事件を教訓にきちんと管理をしてもらいたかったからです。

他にも、その管理担当者は嫌いですが経営者やその強い客付力を評価していたという理由もあります。

いずれにせよ、この調停を通じ、弁護士さんに相談したり過去の判例など調べたり管理会社の考え方などが分かり非常に良い勉強になったと思っています。

2015年6月追記

調停というと、少し軽く聞こえるかもしれませんが、訴えられているという状況に対して精神的ダメージが相当大きかったことを今でも覚えています。

今なら分かりますが、大手FCに加盟している賃貸会社では、優秀な人員は営業で活躍し、仕事のできない人間が管理に回されているのが実情です。

結局、今では自分の経営する不動産会社で管理していますが、その入居者もすでに退去し、平和な状態になっています。

もし、不動産会社を経営して6年経っている今、同じことが起こったとしたらもっと速やかに片付けていたと思いますが、自分が強くなった良い経験だったと思います。

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