かぼちゃの馬車 シェアハウス


不動産投資をしている方ならほとんどの方が知っていると思いますが、先日ニュースなどでも取り上げられたかぼちゃの馬車問題。

埼玉県ではシェアハウス事業をされている事業者が少ないせいか、数百戸もの管理依頼がありました。ただ、ほとんどが東京都内の物件なので、都内でもシェアハウス事業をしている業者が少ないのかもしれません。

かぼちゃの馬車とはサブリース契約となっていて、毎月一定額が振り込まれるという契約になっているそうですが、その中身は酷いの一言です。

ほとんどの物件が3割程度しか入居しておらず、しかも満室になったとしてもその満室家賃額は、毎月かぼちゃの馬車が振り込んでいる一定額よりも低いので、支払いが滞るのが当然という中身なのです。

僕の会社では3年前にシェアハウスの運営を始めた際に様々なリサーチをしましたが、シェアハウスに入居する方の一番の目的は、シェアハウスに帰宅すると、ラウンジ等の共用部分があって、誰かがいて、話し相手がいることで得られる安心感というものでした。

しかし、かぼちゃの馬車のシェアハウスは、共用部分が全くないんですよねえ。。。

ただ単に、部屋があって小さなキッチンや水回りがあるだけなので、みんなで楽しく会話できるスペースがないのです。

建物を建てる時には、水回りが非常にお金がかかりますので、建築費は相当安く相当な利益を出していたと思います。そして、その利益をサブリースの家賃に当てていたそうですが、銀行の貸し渋りが始まったため、すぐにキャッシュが回らなくなったそうです。

ただ、家賃相場を考えたら収支が合わなくなるのは我々を含めたプロから見るとすぐに分かるはずなのですが、かぼちゃの馬車の営業が上手だったんだろうなぁと思うしかありません。

今回、毎月入っていた家賃がパッタリと止まったことで、それまでは家賃をローンに当てればよかったのですが、ローンだけがまるまる残っている状態なため、当社へサブリース契約ができるかというお問い合わせが多くありますが、同じ条件でやったら当社が破産してしまいますし、上記のようにシェアハウスに入居したい方々のニーズを踏まえていませんので、知恵を絞って募集をしていかないと難しいと思っています。

なので、当社では管理は引き受けることにしていますが、満室になっても収支が合わない方がたくさんいますので、ギリギリで運営されたいた方は、今後任意売却や競売に流れていくと思います。

きっと僕が不動産投資を始めたの同様、将来のことを想い一大決心をされて投資をしたんだろうに、と思うと気の毒で仕方がありません。

僕らがやれることは、とにかく満室経営目指してきちんとローン返済ができるようにできることだと思っています。

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